休眠口座を活用して、社会課題を解決するスタートアップ支援という特集でCOMOLYの事業を取り上げていただきました。
社会課題×ビジネスは難易度が高く、継続的収益を上げていくことが難しいと言われています。
COMOLYでは、ひきこもり当事者を対象に事業を行なっていますが、助成金や寄付金を得ることができないため、やりたい施策も限られてしまいます。
一方、株式会社として社会課題解決を行うことはメリットもあります。NPOや一般社団法人と比べると組織運営がやりやすいという点です。NPOや一般社団法人は、意思決定をする際に組織のメンバ内や理事会などを通す必要がありますが、株式会社では、トップダウンで物事を進めることができます。その分、スピード感が早く、事業の展開もスピーディーに進めることができます。また、組織内でのコンフリクト（対立）が発生しにくく、各々の業務に集中できるという点もメリットだと感じます。
休眠口座を活用した、助成金はJANPIAが有名です。社会課題を解決するスタートアップが休眠口座の資金を活用できるようになるのは、なかなかハードルが高いと思っています。出資という形で資金を提供する形になると、結局はEXIT（上場or M&A）を考えなければなりません。
ソーシャル・インパクト・ボンドなどの仕組みで資金を提供できるようになると、社会課題解決型のビジネスがもっと盛り上がるのではないかと思っています。
